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研究レポートNo.04

シャンプーするのはいつ?薄毛対策には朝と夜のどちらが効果的なの?

髪はいつ洗いますか?

育毛や発毛を促進するために、頭皮環境を整えることは大切です。
しかし、シャンプーのしすぎは頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまうこともあるので、注意しなければいけません。
そこで今回は、薄毛に悩んでいる男性を対象にして、「髪をいつ洗っているか」についてアンケート調査を実施し、その結果および効果的な洗髪方法についてレポートします。

シャンプーはすればするほど良いというものではない!?

薄毛に悩んでいる20~60歳までの男性100人を対象に「髪はいつ洗いますか?」というアンケート調査を実施したところ、「夜」と回答した人が最も多く70人、次いで「朝」11人、「朝と夜」19人という結果になりました。今回の結果より、夜にシャンプーしている人は全体の70%を占めていることがわかりました。注目すべきポイントは、19%の人が朝と夜の1日2回シャンプーをしていることです。

 

髪はいつ洗いますか?

 

一般的に薄毛対策としては、「シャンプーのしすぎは良くない」と言われています。その理由は、頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまうからです。確かに、薄毛は毛穴に皮脂や汚れが詰まることによって栄養が髪にいきわたらなくなり、引き起こされることがよくあります。そのため、シャンプーをして皮脂や汚れを落とすことが何よりも大切だと勘違いしてしまう人もいるのでしょう。しかし、忘れてはいけないのは、皮脂には頭皮を保護する役割があるということです。人間の頭皮は皮脂によって乾燥や紫外線といった外部の刺激から守られています。つまり、シャンプーを過剰にしてしまうことで頭皮のバリア機能が弱まり、髪の成長に悪い影響を与えてしまうことがあるのです。紫外線量が増える夏は、頭皮への負担が大きくなるため、特に注意が必要です。

 

また、洗髪方法が悪いとさらに頭皮を傷つけることにもつながります。悪い洗髪方法の代表例が、「爪をたててひっかくように洗う方法」です。爪をたてて洗うことで、部分的に強い刺激が加わり汚れや皮脂がよく落ちると考えている人もいるでしょう。しかし、本当に爪をたてて洗ってしまうと、頭皮に傷がついてしまいます。ただでさえ頭皮を傷つけるような洗い方をしているのに、シャンプーをしすぎている場合は余計に薄毛が進行するリスクは高まるでしょう。薄毛対策として大切なことはシャンプーの頻度よりも、自分の頭皮の状態にあった回数や洗い方を心がけることです。シャンプーの頻度は一般的に1~2日に1回で良いと言われています。また、洗うときは爪をたてるのではなく、指の腹でマッサージするようにやさしく洗いましょう。

髪を洗う時間帯は朝と夜のどちらが良いの?

今回のアンケート結果によると、1日1回、朝に髪を洗う人は少数派でしたが、それには理由があります。なぜなら、一般的に朝の時間帯に髪を洗うことは薄毛対策としてはデメリットが大きいと考えられているからです。
たとえば、「朝は夜に比べてシャンプーする時間をとりにくい」という理由が挙げられます。なかには、「朝は時間ギリギリまで寝ていたい」と考えている人もいるのではないでしょうか。そうした人が朝起きてからシャンプーすると、必然的に短い時間で髪を洗うことになります。すると、洗い残しやすすぎ残しが生じやすくなり、薄毛が進行する直接的な原因になる可能性があるので、注意しなければいけません。また、髪と頭皮をきちんと乾かすことも大切です。髪や頭皮を湿ったまま放っておくと、雑菌が繁殖しやすくなり、臭いや炎症の原因となってしまいます。これらの理由から、寝る前の落ち着いた時間帯でシャンプーするのは薄毛対策として重要だと言えます。

 

また、朝シャンしかしない人が知っておいた方が良いのは、「髪の成長ホルモンは睡眠中に多く分泌される」ということです。1日活動したまま、毛穴に皮脂や汚れが詰まっている状態の頭皮で寝ていると、せっかくの髪の成長に良い時間帯を効果的に活用できなくなります。朝シャンには「起きたときの寝癖を直せる」などのメリットはありますが、薄毛対策という観点から考えると夜にシャンプーした方が良いでしょう。

 

そのほかにも、夜にシャンプーすることで、「朝起きるまでの間に頭皮のバリア機能が回復している」というのも夜に髪を洗うと回答している人が多い理由のひとつでしょう。シャンプーすると頭皮の皮脂が洗い流されるため、一時的にバリア機能が弱まります。そのままの状態ですぐに外出すると紫外線で頭皮がダメージを受けてしまうかもしれません。それに対して、夜にシャンプーすればあとは寝るだけなので、たとえバリア機能が弱まっていたとしても、大きなダメージを受けることはないでしょう。

 

皮脂の分泌が多い人や、気温・湿度が高い夏は、寝ている間にも汗や皮脂が分泌されるため、夜にシャンプーしても朝には髪がべたついていることもあるかもしれません。そのような場合は、朝早く起きてシャンプー剤を使用せずにお湯のみで軽く髪や頭皮を洗い、しっかり乾かせば薄毛対策としては効果的な場合もあります。しかし、一般的には朝に髪を洗うよりも、夜に洗った方がメリットは大きいということは覚えておきましょう。

頭皮の状態に合わせて髪を洗おう!

薄毛に悩んでいる人の多くは「洗いすぎ」に気をつけて、夜にシャンプーしていることがわかりました。一般的には1日複数回髪を洗ったり、朝洗ったりするよりも、夜1回だけ洗う方が薄毛対策としてはメリットが大きいと考えられています。ただし、皮脂の分泌量は個人差も大きいのは事実です。大切なのは頭皮の状態に合わせて髪を洗うことなので、自分の頭皮の状態を一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

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