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研究レポートNo.03

発毛剤と育毛剤は何が違う?目的や効果をわかりやすく解説

日本人男性のおよそ3人に1人が悩んでいると言われている薄毛は、誰しも他人事とは言えない悩みです。
薄毛への対策として、最初に発毛剤や育毛剤の使用を検討する人も多いでしょう。しかし、実際に使い始めるにあたって発毛剤と育毛剤のどちらを選べばよいのか迷ってしまう人は少なくありません。そこで、今回のレポートでは、発毛剤と育毛剤の違いについて解説します。

そもそも薄毛の原因とは?

薄毛とは毛髪が細くなってしまったり、抜け落ちて本数が減少してしまったりすることによって地肌が見えてしまう状態を言います。頭皮の血流の悪化や、過剰な皮脂などによる毛穴詰まり、炎症が原因で、毛髪の成長が滞ってしまうこともあれば、男性ホルモンの変化で毛乳頭の細胞分裂が抑制されてしまうこともあります。また、加齢や偏食、睡眠不足などといった生活習慣の乱れなどが悪影響を及ぼすと考えられています。

発毛剤と育毛剤では目的や効果が違う!

発毛剤と育毛剤では、まず、使用の目的が異なります。名前の通り、そもそも発毛剤とは毛を新たに生やすためのもので、育毛剤は毛を育てることを目的に使うものです。このため、発毛剤には、壮年性脱毛症において、毛髪の再生に重要となる毛包を活性化させ、新たに生えた毛の成長を促す効果が期待できます。一方、育毛剤は、毛髪が健康的に成長しやすい頭皮環境を作り、抜け毛を予防します。頭皮の血行をよくし、毛髪が育つための栄養を頭皮に与えます。

発毛剤にだけ配合されている成分がある!

頭皮など人の皮膚に使用する製品は人の体に与える影響などから薬機法という法律により、医薬品、医薬部外品、化粧品と大きく3つに分類されています。医薬品は病気の診断、治療または予防を目的としており、医師や薬剤師などの専門家のもとで使用することが求められているものです。発毛剤は、壮年性脱毛症に悩む人の薄毛治療に使用されるもので、医薬品に該当します。一方で、育毛剤は、もともと健康でありながら抜け毛を予防するために使う製品で、医薬品よりも人の体に与える影響が少ない医薬部外品に分類されています。
医薬品である発毛剤には、育毛剤にはない成分が配合されています。発毛剤に含まれている「ミノキシジル」は、厚生労働省から認可を受けている唯一の発毛成分です。毛根を包む毛包に直接働きかけて、毛を作る毛母細胞の増殖や血流を促進します。

目的に合わせて選びたい発毛剤と育毛剤

発毛剤と育毛剤では使用する対象や目的、配合成分などに違いがあります。
壮年性脱毛症に悩んでいるのであれば発毛剤が効果的ですが、とりあえず頭皮の発毛環境を整え抜け毛を予防したい場合などは、専門家のもとでなくても購入できる育毛剤の使用がおすすめです。自分に合った製品を正しく使用するためにも、まずは発毛剤と育毛剤のそれぞれの特徴をしっかりと理解しましょう。

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